1対1で話していても、「よそ見」をする生徒がいる。
一生ものの怪我をするぞ
説明は口頭だ。だからそれを受け取るのは相手の耳なのだが、目がこちらを向いていない子は説明が入らない。これはもう本当に面白いくらいに通り抜けていくのが分かる。口から出た情報は、「目」から入っていくのだ。
話し掛けたり説明をしたりするときにこちらを見ていない生徒がいる。そういう生徒はたいてい指示が聞けていないので、何度も説明をすることになってしまう。きっと学校でもそうなのだろう。授業では生徒が主役であり、傍観者であってはいけない。
親御さんにお願いしたいのは、ご家庭でお子さんと話すときは目を見て話すことだ。普段からしていないと、目を見て話を聞けなくなる。目を見て話を聞けないと、説明を聞き流すようになる。つまり学力が伸びない。
塾で「こちらを見ていないな」と感じたときは説明するのを3秒ほど止める。私がしばらく黙ると、よそ見をしていた生徒はなにごとかとこちらを見る、そして睨んでいる私と目が合う。
そして一言
「こっちを見なさい」
私も中学生の時に通っていた塾の先生に何度も注意されたことがある。私の時は
「オイテメェなによそ見してんだよコラ」
だった。愛のあるお言葉だ。今ならその意味がとてもよく分かる。私も今の生徒たちにはそんなメッセージを目で飛ばしている。本当ならばこんな見つめ合いはしたくない、ご免こうむるのであるが。