英語の構文把握力を付けるにはコレ

高校生の英語構文の学習は、旺文社の「基礎英文問題精講」を使っている。本文だけを抜粋したプリントを作成し生徒にできるだけ自力で訳をしてもらう。その後一緒に構文を確認していく。

「基礎」とは銘打ってあるけれど、かなり骨太な構文が多く載っており、この読みと訳を繰り返すだけで英語長文の学習は大学受験突破レベルに十分達することができる。逆に言うとある程度の力を求められ、後半は模試で偏差値が70くらいある子でも苦戦する。英語の「なんとなく読み」で高校生まで来てしまった子にとっては非常にキツイ作業になる。だからそういう子には桐原書店の「英文解釈の技術70」から始めることをおススメしている。こちらも良い参考書だ。

長文読解のスピードを付けるには多読することが必須だけれど、構文をしっかり把握していなくてはいくら量をこなしても効果的ではない。まずは文の骨組みをつかめるようにならなくてはいけない。その為には英語を品詞レベルで見られる力をつける必要がある。そうした段階の学習に最適な問題集だと思っている。