春休みが近い。
是非チャレンジ、本当の反復
期末テストも落ち着いてきた。ここから新学期まで3週間ほどだが、この時期の勉強としては「薄い問題集」を是非1冊仕上げてほしい。
学校からの宿題として配られることもあるが、学年の総まとめ的なもので、できるだけページ数の少ないものがいい。それを、何周も反復するのだ。3週間あれば10周はできる。
定期テストのたびに反復の重要性を説いてきたが、まだまだ「テストのための勉強」の域を出ることのできない子も多い。テストその日は良いが、少し時間が経つと抜けてしまう程度の習熟だ。本気の反復はそんなものではない。
本気の反復は「日常会話」で使えるレベルにまで落とし込むことだ。3~4周くらい繰り返すと、分からない問題がなくなる。そこからさらに2周、3周とするうちに「思い出す」ことをしなくなるようになる。同じ作業をずっと繰り返すうちにその流れが自然とできる感覚。それでやっと反復ができているレベルだ。
同じ問題ばかりで飽きる、意味ないんじゃないかと疑問視する向きもあるかも知れない。今は確かにyoutubeやtiktokを開けば次々に新しい動画が流れてくる。しかしその動画を一回見ただけで記憶には残っていないことを確認してみてほしい。記憶に残らなくては勉強では意味がない。それが常識レベルになることが、本当に身に付くということだ。