勉強に情熱をかけるなんて

高校の時の部活動で、副顧問の先生が移動で離任されることがあった。

 

最後の挨拶の時にその先生のお話をいただいたのだが、「人生で死ぬほどのことはめったにないし、死ぬ気になればなんでもできる」という内容だったと思う。その時は少し面白おかしくお話されていたので、みんなも笑って聞いていたが、本当にその通りだと今になってみて思う。

 

勉強なんて、できなくても死なないしそこまでかけてやるべきことでもないという人もいるかも知れない。でも、そこに死ぬほど、というほどではなくても必死になるくらいの情熱をかければ確実に人生は変わると思う。

 

毎年、目の色が変わった子たちのその後を見ているが、確実に人生変わったよなと思う。偏差値を10近く伸ばして、そのまま行ったらこのあたりという学校のレベルを2つも3つも飛び越えて進学していく子たちを見ていると、勉強に情熱をかけるのは決して意味のないことじゃないよなと思う。その経験はなかなかできるものじゃない。でもそれは目の前の鉛筆一本で始められることでもある。