鍛えていきたい。
掠れてごめん
昨日は授業での説明に熱が入ってしまって喉が少し枯れた。この仕事をやっているくせに、自分の喉の弱さはなんとかならないものか。
大学生の時にアルバイトをさせてもらっていた塾では、毎年必ず夏に喉が掠れて使い物にならなくなった。夏期講習で朝から晩までしゃべりっぱなしだったからだ。夏の中盤くらいから声が掠れ始め、終わり頃には地声が出なくなり、ウィスパーボイスでささやくように授業をしていた。塾講師界のカヒミカリィとは私おのことだ。
毎年夏が終わり、私はそのボロボロになった声で
「オツカレサマデシター」
と塾長に挨拶すると、塾長はニコッと笑って、
「オウ―、オツカレサン」
と返してくれたものだった。あんたも声枯れとるんかい。
なんでも、声優の中には寝る時に部屋の床に水を撒きビシャビシャに濡らして喉のケアをする人もいるそうな。そのプロ意識には感服する。そこまでではないが、マスクや加湿器をちゃんと使い、寝る時はエアコンを消すようになったおかげで今では喉が枯れることはほとんどなくなった。多少は強くもなったかな。
竹原ピストルの声に憧れる。自分にはまだまだ授業経験の数が足りないということだろう。