より高く。
目標校は高く設定
受験生は志望校合格に向かって勉強をしていく。
「志望校」という言葉について。志望校は、はじめ「目標校」であって、受験が近づくと「受験校」と呼び名が変わる。これらをまとめて志望校と呼ぶ。大きくなるにつれて名前が変わる出世魚のようだね。
出願が近づくまでは目標校を掲げ、その合格に近づけるように勉強を進めるが、いよいよ受験が近づくと実際に「受験する」受験校を見据えて準備する。だから目標校と受験校が同じ学校とは限らないし、同じでなくても全然問題ない。
まだ目標校選びの段階で「受験校」を挙げてしまう子が多いが、それは勿体ない。目標を高くしないと、自分の伸びしろを伸ばしきれない。高い目標を掲げ、そこに「本気で」入るつもりで勉強する子が、毎年信じられないほど伸びて、目標校がそのまま受験校になっていく。受験校選びは本当に最後の最後、高校受験生ならば12月、大学受験生なら共通テスト後でいい。
あまり高い目標校を挙げると「身の丈に合っていない」と笑われるかも知れないなんて、そんなことは全くない。目標を挙げた段階では誰も何も判断できるはずがない。その後の行動が大切なのだ。恐れずにできるだけ高く宣言せよ。目標校と受験校、これらを明確に使い分けたほうが受験勉強はうまくいく。