そもそもオンオフのスイッチなんてない。
いつでも学ぶ
学力トップ層の子は「常に学び続けて」いる。
授業中や勉強の時はもちろんのこと、部活をやっている時や友達と話しているとき、ゲームやスマホをいじっている時でもなんらかの「学び」を得ている。ずっと頭を働かせ続けていると言い換えられる。
多くの人はそうではない。勉強は授業の時だけで、それが終わると「学びモード」をパチッとオフにしてしまうのだ。ここに学力トップ層に上がれるかどうかの違いがある。中には授業中でも学びモードになれず、先生が面白い話を始めた時だけ集中力が多少上がるなんてこともある。
常に吸収しようとしている子は、特に勉強時間が他の子の何倍も多いというわけではなくてもテストにおいて好成績が出ている。学んでいる時間が違うのだ。そして学びが勉強だけに限られているわけではないので、学んだものを抽象化しやすい。文章問題の文章と、スーパーのチラシの「今週末は20%オフセール!」が同じものに見えている。真面目に勉強しているのにトップ層に入れないという子は、もしかしたらこの辺りに原因があるのではないだろうか。
普段から「なぜ」という問いを持って物事に取り組むようにすればなんでも学びになる。学力トップ層の子は自然にこれをやっているので、勉強が「苦しいもの」ではなくなっている。学びが日常生活に組み込まれているのだ。