まだまだだ

もくせい塾に入塾して間もない子が、授業の小テストに不合格した。理由は明らか。

 

「学習量が足りていなかった」

 

のだ。小テストは出題範囲も全てわかっているものだ。前の週はもっと自習に来ていたのに、その週は1回、それも授業の前にちょこっと来ただけだった。これじゃあ合格できないよね。

 

話は変わるが、私が中学生の時はいつも「遅刻ギリギリ魔」だった。遅刻はほとんどしない（ゼロじゃない）けど、本当にギリギリでチャイムが鳴っている時に校門をくぐるようなことも多々あった。これは今考えると、自分の中の面倒がりの心が、「間に合うギリギリ」を探っていたのだという気がする。家を出るのが5分ずつ遅くなっていき、「まだ大丈夫だな」を繰り返していた。その結果、人の時間を奪う罪深さを実感するまで遅刻魔になってしまっていた。

 

おそらく上記の子も、「テストに合格するギリギリ」を探っているのだろう。確かに合格の基準は学校の平均点は超えられるレベルに設定しているので、それでも成績は上がるかも知れない。しかし、さっそく手を抜き始めているのを見るのは気持ちのいいものじゃない。前の塾で身につけた悪しき習慣だと思う。矯正していく。ここはそんな腑抜けたことをしていていい場所じゃない。入塾するときに伝えている。前回不合格だったときに一緒に話し合ったので、まずはそれが伝わっていることを願う。