証明問題は書かなきゃ損!

大丈夫、絶対に書けるようになる。

証明問題は難しくない

中2も中3も式の説明問題に取り組んでいる。

 

数学の証明問題が解けないと言って塾に来る子がよくいるが、実際に見てみると「書き方が分からない」ではなく「分からないから書きたくない」な気がする。ここは生徒がクリアすべきハードルだ。

 

でもはじめの「分からない」というのは指導者の責任だ。証明の説明はいかに丁寧にできるかが重要で、講師が少しでも楽しようと省略した途端に生徒には伝わらなくなる。

 

北辰テストの数学では証明問題が1題出るが、偏差値帯ごとの正答率を見てみると、全体の正答率はだいたい50%前後で、偏差値50以上とそれ以下で大きく差が出る。偏差値50~59だと6~7割の生徒が正解しているのに、偏差値40~49になると途端に正答率が3割程度になってしまう。

 

もしかしてこれって、塾などで偏差値50以下のクラスには証明の書き方指導はしないのか?などと訝しんでしまう。昔、「証明問題は捨てよう」なんて言葉をよく聞いたので実際にあるかも。

 

もくせい塾では数学の偏差値40台の子でも北辰テストの証明問題は結構正解できるし、ダメでも部分点はかすめ取ってくる。「証明問題ができません」という子の原因を上でも書いたけれど、これって数学の力というよりも国語の作文に対する障壁みたいなもんだと思う。だからきちんと書き方を習えば学力はあまり関係ない。そういう子がもしも指導者に証明を「捨て」られてしまっているとしたら、勿体ないなぁと思う。他の問題で証明問題の7点分を補えるのならいいけれど、割と点数取りやすい分野ではある。