最低限のこと、やらせてる?

どうしたら成績が上がる塾を作れるか。

成績を上げるために

これまでの生徒たちを見てきて思うのは、

 

「最低ラインは守る子が多い」

 

ということだ。「これをやってはいけない」「これは絶対にやること」と言われたらちゃんと守る。これは素晴らしいことだと思う。日本人的な美徳だ。

 

しかし、「それ以上」を振舞える子はそれほど多くない。例えば勉強でも、「これやってきてね」と言って宿題を出せばやってくるが、それ以上のなにかをしてくる子はあまりいない。逆に言えばここが成績上位者とのラインなのだけれども。(意外と高くないのよね)

 

それを踏まえた上で塾としての在り方なのだけれど、今はこう考えている。

 

塾で課す「これ、やってきてね」を、成績向上の最低ラインで設定することだ。最低ラインは守ってくれる子たちばかりなのだから、その最低ラインを塾の指導システムに組み込めばいい。

 

たぶん塾関係者の大多数が思っている。

 

「自学しない子は伸びない」

 

「授業を受けているだけでは伸びない」

 

「覚えない子は伸びない」

 

これをひっくり返したものが塾のシステムにあるかどうか。もしも塾のサービスが授業の提供のみだったら、それは最低ラインが成績向上の基準を満たしていないことになる。

 

もちろんこれは生徒に諸々の負担を強いる。もしかしたら「大変そうだからやらない」と、別の塾を選択する子も出てくるかも知れない。そこは残念だけれど、もくせい塾は通う効果がある塾でいたい。