考え方ひとつ。
勉強するのに必要なこと
実は去年、8カ月くらいかかったけれど体重を20kgほど落としている。マスクしているからか、生徒に気付かれることは無かった(何人かの保護者の方には気づかれた)。
それはいいのだが、この時に一番変わったと自分で感じたのが「考え方」だった。
それまでの自分の思考回路が全部、体を太らせる方向へとつながるものだったと気づいた。「全ての道はデブへと通じる」だ。例えば食事。自分が好んで食べていた料理は「よりカロリーの高いもの」であった。また食事の量も「常にお腹が空かないように」と考えていたことに気付いた。そして普段の生活も「できるだけカロリーを消費しないように」だった。まるで狩猟に頼って暮らしていた原始時代の人類だ。
そう思ってからは簡単だった。このように、自分の思考回路を知っていくだけで体重が落ちて、持っている全ての服がオーバーサイズになった。減量期間中に辛いと感じることも全く無かった。
ここで、ダイエットと勉強には通ずるものがあると考える。どちらも習慣化しないと上手くいかないことや、そのためには「考え方」を変えることが必要だということだ。
日本では学歴が無くても暮らしていける。それだけ社会が発達しているからだ。だから「勉強しないと困る」という実感はなかなか持てないかも知れない。しかし無勉強でいるのは「原始時代の人と同じ」なのだ。そう思うことで文明人として「進化したい」と考えられれば、勉強にも取り組む意義が生まれるかも知れない。
ちなみに誤解があるといけないので言っておくが、私は太っている人にも勉強ができない人にも特に侮蔑の感情があるわけではない。自分もそうだという自覚はあるからね。あくまで私が自分自身に向けた考え方であるとして聞いてもらいたい。