暗記をするときは
暗記がなかなかできない子には、
「頭の中に文や単語を浮かべて、それを読んだり書いたりして」
と伝えたりもする。時には、暗唱する文章を全てホワイトボードに書き出して、それを部分的に消しながら、消したところを補って繰り返し読ませたりもする。昔流行った「おさかなプレート」とか「ゴースト暗算」みたいな感じだ。
暗唱する文章や暗記する漢字や単語を「見ながら」何度も書いている子がいる。これは効果が薄い。テストでの知識は頭に写し取ったものを紙面に再現することになる。その「頭に写し取る」というのを暗記作業ではやってもらいたいのだ。見ながらやっても知識が頭の中に滞在する時間がほとんどなくてすぐに抜けてしまう。
頭の中を見ながら読んだり書いたりすることに慣れてくると、頭の中に教科書のページがそのまま写真のように残るようになる。