学ぶのは楽しいけれど、テスト勉強は嫌だった。
嫌々でもやっていた理由
中学生時代、テスト勉強をするのはストレスそのものだった気がする。「やらなきゃ」と「でも面倒臭い」がいつも綱引きしていて、重い腰を上げてしぶしぶ机に向かっていた。
今ならば、
「そんなに嫌ならやめちゃえ」
と思うのだが、それでも勉強はした。なぜなら、テストは受けた「後」があったからだ。
答案を返却さされると、いつもクラスや部活で私をライバル視してくる子たちが「答案を見せろ」と迫ってきた。そして始まる「勝った」「負けた」の大騒ぎ。だから悪い点数を取るのは「恥ずかし」かった。もちろんそういう輩には勝ちたいし、負けるとしても「いいカンジ」に負けたかった。答案を見せろと「言われなくなる」のは嫌だった。
勉強のストレスに立ち向かえたのは、そういったライバルの存在があったからかも知れない。負けず嫌いだった。