出来ることを増やしていく

コツコツとね、続けていくのです。

アドバイスは皿回し?

学習の指導は「皿回し」だ。

 

生徒に何かひとつ指示を出す。例えば、

 

「週に1日、10分でいいから自習しよう」

 

みたいな。生徒がそれに従って毎週10分だけでも塾に来るようになったら、今度は

 

「自習に来たら、問題集を解いて丸付けまでしてみようか」

 

というアドバイスを出す。こうして生徒ができることをひとつずつ増やしていく。生徒が1枚の皿回しをできるようになったら、次は2枚同時に回せるようにサポートして練習してあげるイメージだ。それが出来たら大きさの違う皿を渡してみたり、片足を上げるよう言ってみたりする。一度のあれもこれも指示してしまうと上手くいかない、ギリギリできるかなのラインで次にやるべきことを伝える。本当に地道な作業だ。

 

しかしそれを続けていくうちに、生徒ができることが増え、それが成績にも反映されるようになっていく。そういうときに私は「よしよし、いいカンジだ」とほくそ笑む。あわててはいけない。

 

最近もコソコソと生徒たちに次のアドバイスを与えて回っている。これが功を奏するのは半年後だ。