英語でも数学でも、授業の小テストで毎回のように不合格・再テストに回ってしまう子がいる。
「再テストは次の授業までのどこかで受けにくること」としていて、そこでは合格になっているのでルール的には問題は無いのだけれど、別の問題があると思っている。
毎回テストを不合格するということは、その準備が不十分であると言わざるを得ない。内容が分かっているものなので、誰でも合格できるはずだ。そこをルーズにしたままだと、直前の踏ん張りがきかなくなる。定期テストや受験は期限の決まっているもの。そこに向けた踏ん張りが勉強では求められるのだ。これが続くとだんだん慣れていってしまい、「再テストでいいや」という考えになってしまい、やがて負け癖として定着してしまう。負け癖がつくと、自分が楽なところでしか動けなくなる。実はこれが一番怖い。
再テストが続く子たちには、
「一発合格を目指そう」
と言い続けている。どこかで一念発起してくれることを願う。