「もっと勉強しなさい」を、「もっと勉強しなさい」と言ったら負けだと思っている。
なんだそりゃ?と思われるかも知れないが、親御さんなら分かってくれるはず。学生である我が子に思うことのひとつは
「もっと勉強しなさい」
だということを。しかし、これをそのままの言葉で言ってもその通りにならないものだ。むしろ反発され、
「あーあー、そんなこと言われたからやる気なくなっちゃったよ」
なんて逆に利用されてしまうこともある。つまり、「もっと勉強しなさい」と言ったら「負け」なのだ。
だからこれを他の方法で婉曲的に伝えられないか試行錯誤する。モチベーショントークにしてみたり、焦りを煽ってみたり。なんだか狸と狐の化かし合いみたいだけど、できるだけ遠い表現で伝わると効果が高いのも事実。本人も強制されてないから素直に受け入れられるのだ。
子供に本気で勉強して欲しいのなら、この努力だけは放棄してはいけない、と狸は思うのです。本当は自分の腹を掻っ捌いて、割って見せてあげられればいいんだけどね。それだとね、狸汁にされちゃうのです。ポンポン。