「はじめる」を始める

塾に入る生徒の理由は大きく2つに分かれる。

 

ひとつは、新学年・新学期・受験に向けて学力を伸ばしていきたいというもの。だいたいこの時期から春にかけての問い合わせに多い。もうひとつは、「成績がヤバい」というもの。夏前など、こっちは途中からの入塾も多い。

 

んでふたつめの「成績がヤバい」なんだけれど、その生徒と面談で話してみてその原因を探るとだいたいは勉強量に関するところになる。当前だけれど。んでコチラから学習プランを提案して、その子も「やります」ということで無事入塾を果たす。「さあ、頑張っていきましょう!」

 

と、ここまではいいんだけれど。

 

そういう子って、まあやらなくなるんだよね。思ったよりキツかったのか、飽きちゃったのか。はじめは自習に来ていても、だんだん顔を見なくなる。レアキャラになっていく。人だからモチベーションに上下あるのは当然なんだけれど、これが無くなるのが早い早い。電光石火だ。そりゃあ家でスマホいじってるほうが楽しいに決まってるから仕方ないよね。

 

昔はこういう子に対して

 

「約束しただろう?」

 

って再び来させようと強制していたのだけれど、どうやらこれは根本的な解決にはならないみたい。これで「勉強するようになりました!」って子、見たことないもんね。

 

なので、面談で最初に提案した学習計画を変更することで対応することにした。プランBだ。どんなことをしているかはまだ試行錯誤中だけど、しっかり取り組めることからリスタートを切るって感じかな。時間はかかるかも知れないけれど、まずは勉強に向き合えるようにすることから始める。