「ピグマリオン効果」なるものがあるらしい。
相手に期待をかけるとそのように振舞うようになるという効果だそうだ。これは生徒指導をしていて確かに感じる。「できる子扱い」した子が本当に伸びることはよくある。
ところで「ピグマリオン」って何だと思ったら、ギリシャ神話に出てくる王様の名前らしい。
自分が彫刻した女性の像に恋をしてしまい、その像が本物の人になることを願いながら像に食事を与えたりするようになる。最後その像と離れるのが嫌で衰弱していくピグマリオンを見かねた女神が、願いを叶え像を人間に変えてくれるというお話だそうだ。
うん。現代の感覚だと、「ちょっと大丈夫かな?」と思っちゃう話だった。フィギュアと誕生日をお祝いしている人とかいるけどそれと同じかな?(違うな)
私がピグマリオン効果を使うときは、自分がピグマリオン王となって、彫像である生徒に対し
「人間になれ~!人間になれぇぇぇ~!!!」
とメチャクチャ願ってるってことだね。これ大丈夫かな。
でも、生徒の成績を本気を伸ばそうとしたら、それくらいの狂気は必要だよね。さあ、軽く距離を開けた人たち、戻っておいで。