小学校で行われている「カラーテスト」だが、平均点は85点くらいになるように作られているそうだ。
85点で平均の場合、70点だとかなり低い順位だろう。これが中学校1年生になった時の中1問題の原因だ。「小学校で70点だから中学校でも70点」というわけにはいかない。もちろん学年や科目、内容にもよるが中学校の定期テストの平均点は60点~70点くらい。それよりも「かなり低い」結果になりえる。
ところで、85点が平均点のカラーテストでも、実際には20点や30点の子もいる。例えば35人のクラスで、30点の子が2人いたとすると、残りの子が88.3点ずつ取ると、クラス平均85点になる。だから平均点が85点だったとすると、そのテストで90点以上を取っている子というのは実際のところかなり多いんじゃないかな。
そう考えると、中学校に入学して定期テストで真ん中以上の順位を今のままで取るには、小学校のカラーテストは90点くらいをずっと出しているくらいの学力状況が求められる。もちろん下剋上は十分可能だけれどね。