まなぶはまねぶ

生徒には時間が許す限り、私が問題を解いているところも見てもらう。別に「ほら、ワイこんな問題も解けちゃうんだぜ、すごいだろう」って自慢したいわけじゃない。

 

解くときに行うちょっとした計算や、問題文でチェックしている所、出て来た単語から派生して連想している知識などを見てもらいたいと思っている。例えば計算でも真っ向から行わずに因数分解しながら解いたほうが速かったりするし、英文法の問題で時制を表す語をチェックすることで過去形の見落としを防げる。理科の問題文にある「炭酸水素ナトリウム」と言う語から「分解すると炭酸ナトリウムと水と二酸化炭素になるよね」とか言いながら解き進めると、それがそのまま問題に出ていたりする。そこを見てもらいたいのだ。

 

小学生の子などは素直なもので、私の解き方をそっくりそのまま真似してくれたりする。それまで自己流でウンウン唸って時間がかかっていたのに、真似するとアッという間に解決なんてこともあるので、どんどん見て真似していってもらいたい。これがライブ授業の利点でもある。