私は緊張を力に変えられるタイプだったと思う。「と思う」と付け加えたのは、今は全然そんなことできなくなっているから。今は緊張するとすぐ萎縮しちゃうよね。年のせいだね。
でも中学生の頃は結構緊張を力に変えられた。というより、「諦め」の境地に至る感じだった。
「これだけやったし、あとはなるようになるさ」
と思ってその雰囲気を楽しめた。
緊張する場面は嫌いじゃなかった。部活動の大会も、模試や学校の定期テストでも緊張した。歌の発表会や文化祭の劇も緊張した。でも自分が緊張していることを自覚している時のほうがパフォーマンスは良く普段以上の力が出せた。唯一上手くできなかったのは高校入試当日だけかな(じゃあダメじゃん)。
何が言いたいかというと、「緊張する時は自分が緊張していることを自覚したほうがいいよ」ということだ。変に抑え込んで冷静を装うよりも、
「あー緊張するなぁー!」
って声に出すくらいのほうがのびのびできることもある。あと、最後の最後で「投げ出しちゃう」くらいの思い切りをしたほうがいい。「ミスしたらどうしよう」と自分を追い込むように考えるよりも、「もうミスしてもいいや」と思うくらいのほうが上手くいく。もちろん冷静さは失わないように。
これから緊張する場面に遭遇することが増える人もいるだろうけれど、そんな人たちへのアドバイス。