勉強には、予定を立てることは有効だ。立てた予定を元に勉強を進めていけば、「間に合わない!」ということを防ぐことができる。しかし、それをあえて破ることをおススメしたい。
パーキンソンの第一法則というものがある。「仕事は、期限までに与えられた時間を満たすまで拡大する」というものらしい。どんなに早く始めても、なんだかんだでその期限一杯までかかってしまうことってあるあるだよね。
「だから早く始めても結局はぎりぎりになるじゃん!」と考えて、終わるギリギリからスタートするという考えも理解できる。しかしこの場合、不測の事態に対応できなくなる。テスト勉強をギリギリに始めると、疲れていて勉強に手が付かない日や、急な用事が入った日のしわ寄せを吸収しきれなくなる。入試の場合は、インフルエンザのような数日自宅安静を強制されるような体調不良にかかると予定が1週間程度遅れることになる。時に入試は冬なので、こういった病気も蔓延している。
だから早目に自分の目標ラインに到達しておくように、勉強の計画は立てた瞬間から破るつもりで、もちろん前倒すという意味で破るつもりで進める。計画自体が自分のペースメーカだと考えて、それ以上のペースで走ることでより安定した学力向上を図ることができる。あくまで理想だけれど、その気概が力をメキメキと向上させるのだ。