春休みだ。
こういう長期休みに入ると生徒の行動に変化が表れることがある。休みだから自習に来なくなっちゃう子とかもいる。
確かに遊びたいという気持ちは分からなくはない。こういう子が休み明けに、小鹿のようにプルプルとした字をシャーペンで書いているのを見て
「がんばれー!がんばれー!」
と、応援するのも仕事だ。でも、長期休みになって反対に自習量が増える子もいるんだよね。こういう子はいわずもがな、学校の課題をさっさと終わらせて自分のやりたかった勉強に取り組んでいる。自分の持っている時間というものに自覚的だからできるんだよね。そういう子には、
「頑張って!」
と、より深い勉強の仕方を教えたり、取り組んでいる問題の解説をしたりしている。
この両者が休み明けに学校で同じ教室にいるの、ちょっと信じられないよね。生徒にはどっちの応援を受けたいか、それを一度考えてみてほしいな。どっちも平等に応援はしている。