勉強は習ったことの再現だ。真似するのが上手な子ほど早く伸びる。授業では解き方を見せることも多い。解き方の真似をしてもらいたいからだ。
しかし、生徒の中にはこの真似するのが苦手な子も結構いて、そういう子ほど教えてもすぐに抜けてしまう。そういう子は「真似をする」という意識が希薄で、すぐに自己流に走ってしまう。
だからそんな時は
「オリジナルに走っちゃダメ」
と言ってお手本の真似をやり直させる。自分のオリジナリティを出すのは基礎が固まってからだ。
一方学力の高い子は、真似をするのがとても上手だ。まずは「同じやり方」をコピーして、そこから自分のやりやすいやり方を模索していく。ちゃんとお手本を通っていくのが学力向上のポイントのようだ。だから全員「まねっこ力」を磨いていってもらいたい。