「勉強の『できない』」
にも、いろいろ理由がある。塾ではそれをひとりひとり見て、改善のための良い方法を考えていく。例えば、
「三角形の合同の証明ができない」
という場合、それをすぐに解説して見せるのではなくて、「どこが」できないのかを生徒と生徒の解いたものを見て考える。合同条件を覚えられていないのか、書き方の流れが分からないのか。はたまた基本的な問題はできているが少しひねられるとできなくなるのか。
できていない所をある程度見つけられたら、そのあとに「どうして」できないのかも判断する。解説が必要なのか、演習量が足りていないのか。こうやって原因を探っていくと、本当にひとりひとり違うところで躓いているのが分かる。そこまで調べていくと対策も見つけやすい。生徒が「分からない」と言ったからといって、いきなり解き方を見せるだけじゃあ問題集の答えを見るのと一緒だからね。