中1の生徒に解かせている数学の問題で、学力に関係なく間違えやすいものを見つけた。こんなの。
大問1 次の数について以下の問いに答えよ
-0.5 , +3 , -4/3 , 0 , -2.5
(1)小さい順に並べよ
(2)絶対値が2以下の『整数』を全て答えよ
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こういった問題構成の場合、(2)の問題の答えを
「-2 , -1 , 0 , +1 , +2」
って書いちゃう間違いが結構ある。これは正負の数が理解できていないのではなく、「問題の構造」が分かっていないパターンね。(2)は「大問1」のひと続きの問題だから上の数の中から選ぶのだけれど、それ自体が独立していると勘違いしてしまうのだろう。
問題文をよく見ていれば防げるミスだけれど、小学校の時にこうした大問形式の問題演習をあまりしてこなかったのも一因だろう。1問1答形式しか見てこなければこう考えちゃうよね。
確かに私自身も中学生の時に、問題文のどの部分まで次の問題に引き継いで使っていい情報なのか悩んだことがあったような気がする。段組みの構造が分かっていなかったというか。もしかしたらこれは、公立小学校出身者あるあるかも知れない。