勉強における行動力を身に付けろ

「コミュ力」の話もそうだけれど、生徒には勉強における「行動力」を身に付けてほしい。これが学力を伸ばす。

 

例えば演習したものを丸付けするとき、間違えたものにはバツを付けて教えるけれど、全部は教えないようにしている。自分で考える余地を残さないと生徒は伸びない。解き直しをしてもらうのもそうだし、分からない問題の場合は質問をしたり調べたりもしてもらいたい。

 

丸付けを終えて間違えたものをすぐに修正しようと動き出す子はよく伸びる。だからその動き出しの微妙な空気を察知したら、すぐに私は手を引っ込めて生徒に操縦桿を握らせる。それが経験になるからね。反対にいつまでも動き出さずに待っている子に対しては促す。

 

「次、どうする?」

 

日ごろ授業をしていると、間違えた問題をついつい全部教えてしまいそういなるので気をつけなきゃいけない。正直全部教えてしまったほうが授業は滞りなく進んで楽なんだけれど、目的は「生徒に力をつけてもらう」だ。それは生徒に実際に動いてもらわなくては身に付かない。