春、この時期は生徒の「忘れ物」との戦いでもある。
生徒が塾に必要なもので持ってくるのを忘れやすいものの中に、「教科書」がある。学校の教材は特に持ってくるのを忘れがちだ。学校と塾とで使うカバンが違うと、中身を入れ替えたりもあまりしないよね。気持ちは分かる、でも使うから持って来てね。
で、それは別にいいのだけれど、先日忘れた子に話を聞いたら、
「学校で『置き勉』をしていて持ってくるのを忘れた。」
ということを言っていた。確か「『重い』教材を毎日持ち帰ると健康に被害が出る」とかで、今は学校に置き勉ができることになったんだよね。私から言わせると、「なんじゃそりゃ。じゃあ置き勉不可だった時代のわしらは全員骨格が歪んどんのかい」と感じなくもないが、そういう時代なのだろう。それで思うのは
「置き勉によって学習に影響が出ることについては誰も言わないのね」
ということだ。実際に置き勉が原因で教科書忘れが発生してるんですけど。これは早いところ教科書を全部電子化してもらわないと、この過渡期の子供たちの学力に影を落とすことにもなりかねないよ。みんなお家でどうやって勉強してんの?それともしてないの?