先日群馬県に行った時に、「ニホントカゲ」を見かけた。妙義山にある妙義神社までの石段にいた。石段を登ってきて、石段と石段の間の隙間に入っていった。なんとか収めた写真がコレ。
関東平野の中に暮らしている人だと、ニホントカゲじゃなくて「ニホンカナヘビ」が最もなじみ深い爬虫類じゃないだろうか(あ。ミドリガメは除く、ね)。ここ越谷市でも初夏になるとよく見かける。両者の見た目の違いは、体と尻尾の比率。ニホントカゲは1:1くらいだけれど、ニホンカナヘビは1:2くらいで尻尾が長い。この尻尾の長さで「愛蛇」、カナヘビと名付けられたそうな。
他にも体表の鱗の光沢。ニホントカゲには光沢があるがニホンカナヘビはマットな仕上がりになる。またニホントカゲの幼体は尻尾のあたりがキレイな青色をしているんだよね。
どちらも日本の固有種だけれど、ニホントカゲはあまり立体的な移動が得意じゃないので、人間による開発がすすむと生息圏を広げられれない。なので野生のニホントカゲに出会ってちょっとだけ嬉しかった。