読めるかどうかで勉強の質が決まる

小学校高学年くらいになって、音読が下手っぴな子は注意しなくてはいけない。

 

いわゆる「噛む」というやつではなくて「つっかえる」という場合ね。読みながら文脈がつかめていないはずだ。そしてその原因は語彙力にあると思う。単純に漢字の知識不足に加え、「やむを得ず」「初々しい」などの言葉を知らなかったりもするだろう。頭の中にその言葉がないから文章を読んでいて出てきたときに、どこまでが1単語なのか分からない。これがたどたどしさの原因だ。

 

文脈がつかめないということは内容が理解できていない。勉強は「読む」「書く」が基本なので、そういう子は自分で勉強することができなくなってしまう。問題集を解いて丸付けのあと、読むことができないと解説を読んで直しができない。したがって自分で自分を伸ばせない。

 

「ウチの子、問題を解いた後直しをまったくやらないのよねえ...」

 

とお嘆きの保護者の方は、もしかしたらこのあたりに原因があるかも知れないね。