同じことを何度も言わなくてはいけない生徒

一度言ったらすぐに身に付く子もいれば、同じことを何度も説明しなくてはいけない子もいる。

 

同じことを何度も言わなくてはならない子は、話を聞けていなかったり、その場では聞いていても自分のやり方を変えられなかったりする。説明した内容が理解できていないわけではない。

 

こういう子は同じ間違いを何度もしてしまう。分かりやすいのが計算問題だ。四則計算が分からないわけではないので、計算問題の間違いの原因はその「解き方」にある。なので間違えにくい解き方を教える。もちろん途中式を必ず書くように伝え、お手本を書いて見せる。それでもすぐに自己流にはしって間違えるようになってしまう。1週間もたたずにできなくなってしまう。

 

別に反発心があってあえて真似しないわけではない。真似をさせてもすぐに崩れてしまうのだ。学習内容が分かっていないのではなく、そもそもの「学び方」ができていないのだと思う。