主語のある文が減ってきた

中3の第2回北辰テストが明日に迫っている。

 

北辰のかこもんを解いたら採点してあげているのだが、英語の英作文の問題を見ていて「主語と動詞がつながっていない」ことがある。

 

極端な例だけど、

 

「サッカーを一生懸命練習する」

 

と書きたいところを、

 

「Soccer practices hard.」

 

みたいに書いちゃう。サッカー「が」練習しちゃってるよ、という感じ。

 

実は以前から心配していたことなんだけれど、学校の教科書準拠のワークがもうそういうミスに誘導するような感じなんだよね。ワークの中の日本語が日常会話の表現になっていて、「中学生がこれをどうやって英文にするんだ?」って感じなのよね。

 

もちろん英語を「使える」ようにするには普段「使ってる」日本語を英語にする力が必要なのは重々承知の介なんだけど、「初学者にはちょっと厳しいんでないの?」と思っている。問題文を一旦、「英語に直せる日本語」に訳す作業が必要で、それを学校では教えてくれるのならいいんだけどそうもいかなさそう。ちょっと理想を追いすぎだと思う。一体どれくらいの割合の子が学校のワークをきちんと習得できるんだろう。そういう雰囲気の上でなんとかやりくりしていると、入試の英作文で上の例みたいな英文を書いちゃう。ワークには「今度持って行くよ!」みたいな、主語が無い文が満載だからね。