ここからの受験戦略

近隣の中学校では、1学期の定期テストもだいたい終わった。

 

ここから受験勉強をはじめるという高校受験生ももしかしたらいるかも知れない。これまで勉強をしてこなかったのなら、やっている子とはもうすでに相当な差がついちゃっていることを自覚しなくてはならない。これを覆すために、ここからの受験勉強には工夫が必要だ。普通に問題集を最初から解き始めても差を埋めることはできない。

 

なので全体的な総復習は夏期講習などを利用して行うとして、自分がまず行わなくてはならないのが「苦手範囲の洗い出しとそれをつぶすこと」になる。

 

受けた北辰テストの結果などを利用して、自分の苦手な範囲を見つける。そしたらリスト化して優先順位をつけて上から順に集中して勉強していく。例えば中2理科の化学分野が苦手だとしたら、1週間その範囲だけを勉強すれば、かなり改善する。苦手範囲は総復習的な勉強をしても克服できない。ゆえに夏期講習を受けるだけで苦手を克服できる可能性は低い。このように串刺し法で一気に攻め落とすのがポイントだ。

 

そうやって夏休みが来る前にひとつでも多く苦手範囲をつぶしておけば、秋以降の挽回だって不可能じゃない。勉強には目的と意志を持って取り組むのだ。