話を聞ける時に話す

ごくたまにだけれど、「『説明されること』自体にプライドが傷つく生徒」がいる。

 

何か分からないものがあった時に教えようとすると怒りだしちゃう。教わるのが屈辱的に感じたり恥ずかく思ったりしているのかも知れない。こちらは蔑んだりバカにしたりしているわけではないんだけどね。怒ったり、話を聞かなかったり遮ったりする。子供に話をウザがられるお母さんの気持ちがちょっと分かるよね。

 

まあ思春期だしそういうこともあるかーと思う反面、このままだと学力を伸ばすのはちょっと難しいなとも感じる。その子が精神的に成熟するまで待ちつつ、今できることを試行錯誤する。

 

話は聞く姿勢ができていないと聞くことはできない。だからこういう子には、おおいに間違って迷ってもらうのが試行錯誤して得たひとつの方法だ。それで窮したときにちょっとアドバイスすると、意外と入ったりするんだよね。教わることは怖くないんだよと分かってもらうまで、待つのも仕事ってことだろうね。