自分の「最速」の安全運転を知ること

今日の夏期講習国語では、生徒とこんなゲームをした。

 

生徒たちに順番を決めてもらい順番に問題文を音読する。そしてつっかえたり読み間違えたりしたら初めに戻ってやりなおし。

 

順番に読んでいくので後半の子はプレッシャーがかかる。緊張感が高まり過ぎて変な笑いも誘う。今日は結局時間内に完走できなかったけれど、ゲラゲラ笑いながら行った。

 

これは別にふざけているわけじゃなくて、生徒たちに「こんなに事故って起こってるんだよ」ということを伝えたくて行ったのだ。間違えずに読むのって難しい。気を付ければつけるほど読む速さは遅くなる。それが自分の本来の実力のスピードで、普段はアクセルを全開でかなり危険な運転をしているんだよ、ということを実感してもらいたかった。自分の意識と体にはズレがあるからね。

 

ミスなく最速を目指す。この能力は時間制限のあるテストという競技において必要不可欠だ。そのためには日ごろからミスに自覚的になり、どこが自分の安全な「最速」なのかを知ることが大切だ。