勉強に必要な要素は「国語力」「負けず嫌い」「しつこさ」だと思う。
特に負けず嫌いやしつこさなんてのは、その子の性質にも関わっているのでもしかしたら才能と呼べるしろものかも知れない。
昔、浦和一女に合格した生徒が、自分がクラス委員に慣れなかったことを非常に悔しがっていた。投票で負けてしまったライバルに対し、「私のほうが勉強できるのに…」と言っているのを聞き、なんとなくその子の学力の一端を垣間見た気がした。その子は今後人の部分が育てば、立派なリーダー足りえるだろう。負けず嫌いというのは競争である学歴において強力なモチベーションになる。
また、越谷北に行った生徒は、私の暇を見つけるたびに何か暗記したものを持って来てはチェックを申し込んできた。自分の満足のいく出来でなかった時は「もう一回、もう一回」と繰り返しを希望する。こちらが「もういいから」と音を上げそうになるくらいだった。
こういう泥臭さのようなものが学力を押し上げる。負けず嫌いでしつこい、勉強においてこれらの言葉は「誉め言葉」なのである。