入塾を検討して面談に来られる保護者の方と生徒には、
「ウチは放任です」「自習はほったらかしにします」「自分で勉強してもらいます」
などのネガティブにも取られかねない言葉を使って自塾の説明をする。なぜかと言うと「覚悟」をしてもらうためだ。
たしかに
「面倒見がいいです」「きちんと見ます」「分からないところは徹底的に教えます」
と伝えたほうが耳障りが良くて聞いているほうも安心できるだろう。しかしそう言われて「じゃあ塾に全てお任せすれば勝手に成績が上がっていくのね」と期待されてしまうと困るのだ。塾は学習サービスの提供であって子育て施設ではない。預けるだけじゃ勝手に育つことはない。
ほとんどの塾に言えることだと思うが、「授業の時間」以外で生徒に塾のスタッフがつきっきりになることはまずできない。塾運営で最もコストがかかるのが人件費。もしも自習などもつきっきりになってくれる塾があるのなら、その費用も料金に含まれている。つまり「面倒見がいい」にも限界があり、それは保護者の方が期待しているよりもずっと低いものになる。あくまで塾の言う「面倒見がいい」は料金の発生する授業の中でのみなのだ。だからなんでも手取り足取り全部やってもらおうと思っていると痛い目を見てしまう。
その点、弊塾のように初めから塩対応だと期待を上げ過ぎることはない。成績を上げるのはあくまで生徒本人。本人の努力なしに伸びることは無い。そしてその努力をさせるのは保護者の方である。その上で、塾が学力を伸ばすサービスを提供する。甘言にご注意を。こうした知識が無いと、期待して通わせたのに成績は下がる一方で
「でも子供が楽しそうに通ってるから...」
などと、変な理屈で臍を噛むことになる。だったらゲームソフトでも買い与えればいいのに。
弊塾は売上のために甘いことなど言わない。不親切な塾だと切り捨てられるならそれも止む無し。覚悟を持ってやってきてくれるご家庭に、全身全霊を持って指導させていただくだけだ。