先日、ある生徒の東部地区テストの結果を見せてもらった。英語の偏差値が70を超えた。
英語は努力の科目だ。かけた時間に学力が比例しやすい。だから真面目に勉強しているのに英語の成績がそれほど伸びない場合、普段使っている「日本語」に原因がある。日本語は主語や目的語を「省略」しても話が通じるし、時制もあいまいでなんとかなる。しかし英語ではこのあたりにきちんとルールがある。だれが、いつ、なにを、どうしたということをしっかり表現する必要がある。
だから英文を書く時に「日本語のあいまいさ」を持ち込むと失敗する。日本人ならば英語の問題を解く時でも日本語で考えているだろうけど、普段使っている日本語がふにゃふにゃだと正解できない。普段から主語を省略してしまったり、単語での会話の癖がついていると英語で伸び悩むのだ。ここに英語学習の落とし穴がある。