焦ってる?

今日も学校から帰って来るなり、高校受験生たちが教室に来て勉強を始めた。私も生徒の暗記チェックや質問対応に回っている。

 

秋は、受験生たちの目の色が変わってくる時期だ。私が毎年「あ、本気になったな」と感じるのは、生徒たちの教室へ来る時間帯の「幅」が狭くなった時だ。

 

近隣の中学校に通っている子たちだから、学校が終わる時間は同じ。自宅もそう離れているわけではない。だから学校が終わって一旦帰宅してからすぐに教室に来るようになると、みんな近い時間帯に集まるようになるのだ。ゆえに最初に来た子と最後に来た子の時間差が縮まる。それまでの「少し休憩してから…」という意識の子がいなくなってくると起こる現象で、これはいよいよ本気だなと感じる。今日はその差が30分も無かった。

 

この記事を見ている保護者の方で、現在まだ受験生のお子さんが通っている塾に出かけておらず自宅いらっしゃる場合、申し訳ないがお子さんは弊塾の受験生たちには絶対に勝つことはできない。なぜならこの行動は私が指示したものではなく、生徒たちが自ら起こしているものだからだ。夏休みから長時間学習を始めて体を慣らしてきた。それに伴って意識も高まってきた。そうした仕込みの無い秋を迎えてしまうと、今でも家でスマホをいじっているような受験生活になる。