受験が終わり、バタバタしているうちに3月も最終日になってしまいました。
もくせい塾を立ち上げてからというもの、去年までの春休み期間は教室で何もすることが無い日も結構あったのですが、今年はご面談や塾の見学など、おかげさまで充実した日を送ることができました(^^)/ 本当にあっという間の3月でした。
新年度に向けて新たにやろうと思っていることがあり、その準備をずっと行っています。もくせい塾を利用してくださる保護者の方に、しっかりと恩返しできるようにしていきます。楽しみにしていてください!
生徒たちの、「勉強に対する姿勢」を向上させる必要性を感じています。
勉強しているときの「このくらいでいいや」の基準をもっと高め、良い意味での「諦めの悪さ」を身に付けてもらいたいです。そして最終的には、「このくらいでいいや」というのは無くなって、妥協しないでやり切れることが理想です。
今、生徒たちが勉強しているときに、「2,3回」で終わってしまうことの多さを感じています。例えば、問題を解いていても、間違えたものを1回解き直しして終わってしまう。暗記テストをする前に暗記の時間を与えても、2,3回声に出して残りの時間は静かに待っている。ですから当然テストは不合格になりがちです。
こういう子に感じるのは、身に付いたかどうかを「自分で」確認しないということです。「これくらいで大丈夫だろう」の基準がとても甘く、これでは成績は上がりません。完璧になるまで何度も何度も繰り返して、それでもテストでは不合格になるかも知れない。そのくらいの気持ち、危機感を持って勉強に臨んでもらわなくては、来たるべき日に力を発揮できません。
ですから中学生を中心にこの春休みの間に、復習の内容をテスト形式で問題演習をさせています。簡単な問題ですが、合格基準は「全て正解」です。そして数学なら単位の付け忘れ、英語ならピリオドの打ち忘れなど、少しでも間違えたらアウト。同じ問題をやり直しさせます。すると、定期テストでは良い点を取れる生徒も含め、ほとんどの子が1回では合格できません。つい今しがた、同じ問題をやったのに間違えます。本当に「分かっている」ことと「できる」ことが全く違うのを実感します。さらに面白いことに、今のところやり直しの最高回数は「7回」で、私が反復で必要だと思う回数と同じです。自分の「このくらいでいいや」の基準が全く通用しないことを目の当たりにして、生徒たちの中には必死さが出て少し目の色が変わってきてる子もいます。これで良くなっていってくれることを期待します。
受験生だけでなく、全学年の生徒が「諦めの悪い子」になってくれることを目指します!
公立高校入試の合格発表が終わりました。今年度の受験は全て終了しました。
今年度の受験生たちも本当によく頑張ったと思います。夏休みから数えると、およそ1000時間程、塾で過ごしたことになります。ひとつのことにこれだけ打ち込める経験はなかなかできないと思うのですごいです。
残念ながら不合格になってしまった子も、最後まで本当に頑張りました。通知表や偏差値など、今は数字である程度予測が出てしまいます。その中で「最後まで挑戦する」と頑張り抜きました。その勇気には本当に敬服します。
今の私は塾講師として、「受からなかったのは自分のせい」と気軽には言えません。それは裏を返すと「受かったのは自分のおかげ」と言っているのと同義だと思うからです。そんな都合の良い、キャッチコピーのような言葉では表せないストーリーがありました。そこに私が自己主張する隙はありません。ですから私にできることは、粛々と塾の性能を高める努力を続け、塾に通っている子たちに還元することのみです。今回残念だった子には、これで終わりじゃないということを伝えました。「縁」という言葉がありますが、今回の経験をバネに、縁のあった学校で頑張っていってもらいたいと願います。その中でまた私に縁があるのなら、誠意を尽くしたいと思っています。
合格した子はまず、おめでとうと伝えたいです。しかし、合格したことだけで「何かを成し遂げた」気持ちにはならないようにしてもらいたいです。それは慢心です。そういう子は、高校に入って勉強しなくなります。今回は「縁があって」合格できたけれど、自分の合格の裏にはたくさんの不合格者がいることを忘れないでください。3年後、またそういう子たちと勝負することになります。人の痛みを知り、自分の痛みとすることができるか。それが自分を高めることにつながります。まずは学校の中での勝負で負けないようにしましょう。次のスタートはすでに切られています。
「9校中、3校」
今回は、少しシビアなお話をしてみたいと思います。上で挙げた数が何を表しているかというと…
このあたりの、「通知表がオール3で合格80%圏内」とされている埼玉県立高校(普通科)の数です。(『埼玉県高校受験案内(声の教育社)』調べ)
このあたりというのは、「自転車で通える」かなくらいの距離で、越谷市・草加市内の高校のことです。普通科のある高校は全9校。そのうち3校が、通知表の合計27ポイントで合格80%圏内の高校です。
これに少し電車に乗ることになる、春日部市・川口市を加えてみると、「19校中7校」となり、もう少し電車を使う範囲ということで、さいたま市を入れると「37校中13校」。三郷市・宮代町・杉戸町を入れると「41校中16校」です。最終的に、「オール3で合格80%圏内」の普通科高校は全体の40%弱しかないということになりそうです。
この結果から分かることは、「オール3は真ん中の学力ではない」ということです。通知表の1はよっぽどのことが無い限りつかないので、通知表というのは実質2から5までの「4段階評価」みたいなものです。すると3というのは、真ん中よりも下になります。もちろんテストの順位がちょうど真ん中の人は、よっぽどのことが無い限り通知表に3がつくと思います。しかし、それより良くても悪くても、ある程度の人は通知表に3がつくので、同じ「3」でも、テストの点数では20点以上差が開いていることもあるのです。これを同じ学力と呼ぶには少し無理があります。
そして、公立高校入試では多くの人が、ある程度合格を計算して受験プランを立てます。ですから、合格80%圏内の学校を受験する人が多くなります。すると通知表でオール3の生徒は、上記の通り全体の40%の学校の中から志望校を決めることになります。越谷市・草加市の高校の中で進路を決めようとすると、3校の中から選ぶことになります。
付け加えると、これらの学校の合格80%圏内の偏差値基準は50未満です。北辰テストの偏差値の中央値はだいたい51くらいなので、学力的に真ん中ではないということは明白です。
もう少ししたら3学期の通知表をもらうことになりますが、通知表の3を見て、「まだ真ん中だし」と思っている人は、早急に認識を改めましょう。学力を縦割りに見て評価するのはあまり好きではありませんが、君の思う「真ん中」は、真ん中レベルの学校には道を開いてくれていませんよ。特に、学校の先生から「お情け」で3を付けてもらっている人(平均点より低い得点で3をもらった人)はすぐにアクションを起こしていきましょう。まずはテスト直し、そして1日10分でいいので、毎日勉強しましょう。
3月に入り、寒さもだいぶ和らいできました。その分花粉症の人にはつらい季節になってきました(◎_◎;) 私も、今までは「なんとなく目がかゆいな」くらいの感覚でしたが、今年からは正式に花粉症という言葉を使おうと思います。ついに花粉症社交界へデビューです。「花粉症」というキーワードを共通の話題として誰かとお話していきたいと思います。
さて、高校生の学年末テスト期間もいよいよ佳境です。すでに終わった学校もありますが、これから始まる学校もあります。高校生の定期テストは学校ごとに3週間くらいのズレがあるので、中学生のテスト期間と合わせて自習室開放を行おうとすると、1ヵ月ほど土日の教室開放が続きます。すると、この期間毎日塾に来て勉強する生徒もいるので、そういう生徒には毎回頭が下がる思いです。昨日の日曜日は、これからテストの高校生のほとんどが自習に来て頑張りました。しっかり締めくくれるように最後まで集中してやり切ろう!
また、テストの終わった中学生・高校生にも伝えたいことがあります。勉強は日ごろの積み重ねが大切です。テスト直前にチョロチョロとやっても点数は伸びません。成績上位者であっても、ある程度の時間を取ってテスト対策を行っています。本気で成績を伸ばしたいのなら、テストが終わった今だからこそ勉強しましょう!テスト前にたいして頑張っていない人ほど、「テストも終わったし勉強を忘れて遊ぼう」などとこの時期に考えるものです。(聞くところによると、富士中にはテスト1日目が終わった日に遊ぶ約束をしている生徒がいたようです。早く帰れるのはその分勉強するためだということが分からないなんて、そんな生徒はもう…ですよね。)
他の子が少し油断をするこの時期に勉強するからこそ、「差」がつくのです。勉強に対して熱くなろう。そんな生徒を待ってます。
富士中1・2年生の期末テストが終わりました。この時期は、高校生の期末テストに受験と、いろいろ重なるので一番の踏ん張りどころです。高校生はまだ試験期間真っ只中ですが、今回のテスト期間を振り返って感じたことを少しずつ書いてみたいと思います。
まずは、今回は各学年ごとに頑張りだした生徒が1人以上いることが嬉しく思います。自習に来るようになった子が増えました!それが成果に表れることを期待しています(^^)/
一方、現状維持の子や、減退してしまった子もいます。全員が万事快調というわけにはいかないのがこの商売の大変でやりがいのあるところです。今回の結果が出たら、ひとりひとりと話していきます。もちろん成績を上げるのが私のするべきことですが、勉強は自分の為にすること。成績が下がるのには何かしら「自分の中」に理由があるものです。そこを見つめ直してもらうように声掛けしていきます。もくせい塾は「生徒のやる気に応える塾」です。原因を誰か、何かのせいにする子には私の指導は向きません。