授業形式は重要ではありません。重視しているのは「ひとりひとりをどこまで見られるか」です。


この質問をされる方の多くが「生徒1人に対し先生1人の授業」のような個別指導塾の授業形態を想像されているようですが、そういう意味では個別指導とは異なります。

 

もくせい塾は私1人に対し生徒は最大5人まで、ひとりひとりを教卓に呼んでそれぞれが進めている学習内容を指導する形です。生徒全員を1人で直接指導することによってひとりひとりの状況を正確に掴み、塾全体の状況を踏まえてまた生徒個人に還元していきます。そんな「俯瞰の目」を持ったままひとりひとりを個別に指導できることが、個別指導形式との違いで強みだと思っています。私は個別指導塾の講師と塾長の経験がありますが、今の形式にしてからは最も入って来る情報量も多く、生徒へ還元できる効率も高くなったと感じています。

 

個別指導塾との違いは他にもあります。例えば個別指導では、仕切りで他の子の様子が見えないよう遮断しますが、それをせずにむしろ開放的な空間づくりで先輩や他の同級生の姿を見せています。これは切磋琢磨することを推奨した仕組み作りの一環です。実際の定期テストや入試などでは、仕切りで区切られていない環境で受けるのでこの形にしてあります。周りも見ながら自分の行動を振り返り勉強に没入する、これをもくせい塾では「個人指導」と呼んでいます。